出版社内容情報
戦後デモクラシーは,多くの問題を内包しながら,40年余の歳月を経ている.1950年代から60年代の戦後デモクラシーの成立,安定,そして70年代に顕著なその変容を分析する.本書は,日本・西ドイツ・大英帝国を取り上げる.
内容説明
戦後デモクラシーは、多くの問題を内包しながら、40年余の歳月を経ている。本書は、1950年代から60年代の戦後デモクラシーの成立、安定、そして70年代より顕著なその変容を分析した。共同研究全3巻の第1巻である。敗戦後の日本、西ドイツにおけるデモクラシーの成立、大英帝国の解体を取り上げ、比較政治学的に検討する。
目次
1 西ドイツにおけるデモクラシーの再建―戦前・戦後の連続・非連続問題を中心に
2 キリスト教民主同盟の誕生とキリスト教社会主義―西ドイツにおける保守・中道の再編と戦後政党システムの成立
3 戦後日本における野党イデオロギーとしての自由主義―1947‐1948年
4 日本における「戦後デモクラシー」の固定化―1955年体制の成立
5 大英帝国の解体―パレスティナ問題、1945‐1947年
6 歴史政治学とS.ロッカン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
てれまこし
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日本ではなぜ野党が育たんかという疑問について考えるため、手に取った中の一冊。戦後デモクラシーに直接関係のない論文も含まれていて、例によって主題よりも人脈優先の人選なんだろうなと思わされたが、まあ役に立つ内容であったので許す。私にとっての目玉は、西ドイツと日本の戦後政治の比較で、両国の保守政党や社会主義政党の共通点と違いについて面白い発見がいくつかあった。55年体制が自明のものとされているが、戦後政治には他の可能性も秘められていたという指摘には、今後の日本政治をどうするか考える際に重要な点が含まれていた。2017/11/15




