出版社内容情報
昏迷の時代に求められる政治家の特質とは? 8人の政治家の分析から,リーダーシップの要諦に迫る.
内容説明
求められているのは、より良い政治リーダーを選ぶための解毒剤である。政治状況の変化、グローバリゼーション、フェイクニュースの横行…近現代の危機を生き抜き、変化をもたらした8人の政治家から新たなリーダー像を描き出す。
目次
序 政治リーダーの質の低下とその解毒剤
第1部 個性を発揮した政治リーダー(ジョン・メージャーの矛盾―イデオロギー政治のなかのプラグマティスト;ドイツ統一とコール―政治変動への対応による逆境の克服;フェルホフスタットの政治的リーダーシップ―なぜ異質なリーダーが登場したのか;ヨーロッパの辺境から世界の中心に―アイルランド・ヴァラッカーの野心・個性・多様性の政治)
第2部 状況を生きる政治リーダー(トニー・ブレア―稀代の政治家の盛衰;ミッテラン大統領とドイツ統一―「歴史と地理」からなるヨーロッパ;エリツィン大統領の機会主義―なぜロシアは「ショック療法」を実施したのか;メキシコ銀行総裁ロドリーゴ・ゴメス―中央銀行のソーシャル・キャピタル、一九五二‐一九七〇年)
危機の時代のリーダーシップ研究
著者等紹介
高橋直樹[タカハシナオキ]
1950年生。東京国際大学教授。東京大学名誉教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士(1983年)。専修大学法学部助教授、上智大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科教授などを歴任
松尾秀哉[マツオヒデヤ]
1965年生。龍谷大学教授。一橋大学社会学部卒業後、民間企業勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術、2007年)。聖学院大学政治経済学部准教授、北海学園大学法学部教授などを経て現職
吉田徹[ヨシダトオル]
1975年生。北海道大学教授。慶應義塾大学法学部卒業後、独立行政法人勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術、2007年)。フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)リサーチアソシエイト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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