内容説明
昭和5年から10年までの短歌を収載
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイキ
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「暗き海は暴風もよひか閉めきりしガラス戸につき当る蛾のおびただし」・「殺生石に涼しき風は吹き居りて虫の死骸の多くはあらず」・「苔の上に熟梅(うれうめ)落ちてにほひ立つひるすぎのややしばらく暑く」・「祖母も父も貧しきさまに死にゆきぬ吾は夏布団着つつ今夜寝る」・「夕ぐれの街に見覚えの少くて尋ねゆきつつ写真をとりぬ」・「たちまちに回り終へて島のみなみがは光の中に葦は冬がるる」・「軍艦は出でたるあとの軍港に春の潮みちくらげ多く浮く」・「子供等は浮かぶ海月に興じつつ戦争といふことを理解せず」2026/04/11




