出版社内容情報
国際関係の理論の研究は数多いが,それを政治思想史のなかで位置づけたものは,ほぼ皆無である.本書は,国際関係の思想を過去のものとして紹介するのではなく,今日の理論的状況との関連でその源流と意味を解明する.
内容説明
国際関係の激変のなかで、今日新しい理論が求められている。しかし、国際関係の理論の研究は盛んであるが、それを政治思想史のなかに位置づけたものは、ほぼ皆無である。本書は、国際関係の思想を過去のものとして紹介するのではなく、今日の理論状況との関連でその源流と意味を解明する。国際問題に関心をもつ読者への最良の入門書である。
目次
第1章 自然法と神法―異教徒、キリスト教徒、宇宙〈コスモス〉
第2章 ルネッサンスと宗教改革―君主の台頭
第3章 絶対主義の時代―勢力均衡(バランス・オブ・パワー)
第4章 啓蒙の時代―進歩の概念
第5章 弁証法―観念論と唯物論
第6章 機能主義―商業主義と産業主義
第7章 帝国主義―マルクス主義理論とポピュリズム理論
第8章 ナショナリズムと多民族主義―政治的と文化的
第9章 連邦原理―国内的と国際的
第10章 国家連合原理―ユートピアから現実主義へ
第11章 革命主義―世界国家と世界革命