出版社内容情報
4~5世紀の高句麗についての史的証言として知られる「広開土王碑文」.その百年来の論争をふまえた上で,高句麗主導の国際動向を明らかにし,倭をもみすえた古代東アジアの史的展開について新たな問題を提起する.
内容説明
「広開土王碑文」は四~五世紀の高句麗についての史的証言としてよく知られている。百年来の碑文論争をふまえて史料的性格を吟味し、碑文が何を提示しているかを追求する。高句麗史の流れをおさえた上で、高句麗主導の国際動向や国際認識を明らかにし、倭をも見すえた古代東アジアの史的展開について新たな問題を提起する。