出版社内容情報
日本国憲法の平和思想に照らして国連憲章の理念と半世紀にわたる国連の現実を検証し,国連の民主的改革とこれからの日本を展望する.冷戦後の激動する世界に呼びかける憲法のメッセージについて読者とともに考える.
内容説明
日本国憲法の徹底した平和理念は日本人だけのものではなく、全世界の平和を望む人たちに光り輝く進路を示す。この光に照らして国連憲章の理念とその半世紀にわたる国連の現実を検証し、国連の民主的改革とこれからの日本を展望する。
目次
1 国連憲章と世界平和(いま国連とは;国連憲章の理念と日本国憲法の理念;国連の現実と冷戦時代;アメリカの「新秩序」と湾岸戦争;核兵器と国連;地域紛争と国連PKO)
2 自衛隊海外派遺と日本国憲法(自衛隊とは何ぞや;自衛隊海外派兵前史;PKO等協力法の成立;PKO等協力法の批判的検討;UNTACと自衛隊)
3 まとめと展望(国連モデル改憲論を切る;展望)