出版社内容情報
内村における二つのJ.日本とイエスとの対決は,若き日を過ごした北海道の自然景観の中で行われた.本書は,この日本を代表する知識人の思想形成へのプロセスに新たに「自然景観」というベクトルを加え,その秘密に迫った.
内容説明
日本を代表する知識人内村鑑三の思想の源泉を北海道のスケールの大きい自然景観との交感に探るユニークな力作。
目次
序にかえて 歴史と天然の現象学と内村鑑三
前編(歴史に生きる内村鑑三;「日本の天職」に生きる内村鑑三)
後編(地理学考と風景の現象学―志賀重昂『日本風景論』と内村鑑三『地人論』;天然に生きる内村鑑三)