出版社内容情報
教育の概念と教育学の対象を明らかにした上で,教育の計画化,教育過程および,教育集団について論じ,さらに学説史の大きな流れを捉えて,今日の教育問題を考えるための基本的な枠組を提示する.
内容説明
本書は、教育と教育研究の現状をふまえながら、できる限りのところで、全体を見渡すことのできる教育問題の見方、考え方の枠組を、「教育学」とよばれている学問の内部につくってみようと試みたものである。めざすところは、教育原論を教育学の論法でわかりやすく説いてみるところにあったといってもよい。
目次
第1部 教育原論(なにを教育とよぶのか;教育の計画化;教育過程;教育集団論)
第2部 教育学説史(教育論以前;17世紀ヨーロッパの教授学とジェスイットおよびヤンセン派;近代社会における教育学の誕生と変転;日本の教育論)