出版社内容情報
ギリシア悲劇の起源・生成・展開を跡づける.コロスの歌,俳優の所作,「機械仕掛けによる神」など,古典演劇の構成要素や技法が吟味されるなかから,作家たちの作風や苦心,ポリスの人々の喜怒哀楽が浮び上がる.
目次
第1章 アリストテレスの『詩学』における悲劇と叙事詩
第2章 バッキュリデスのディテュランボス
第3章 エウリピデスの『アンドロメダ』
第4章 タ・アポ・テース・スケーネース―エウリピデスにおける
第5章 コンモス考
第6章 コリコン―アイスキュロスからエウリピデスへ
第7章 エペイソディオン―ギリシア悲劇の構成部分としてのそのあり方
第8章 「悲劇」の終わりの「神」―エウリピデスのデウス・エクス・マキナについて