出版社内容情報
突然建った古い洋館にはひとりぼっちの不器用な少女が住んでいた.どこかで見た? そう,大切に読んでいたあの本の中で….さわやかな物語と不思議な画のコラージュで出現する「本」のなかの世界.本の魅力のミステリー.
内容説明
さわやかなストーリーと幻想のコラージュ。僕をつかまえ、とりまく2つの世界。これは〈本〉の世界の魅力が主人公の、〈本〉による演出。ブック・アドベンチャー・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
15
司修絵。ある日突然町の角に家が建った。それも何百年も昔から建っていたかのような古い館が。門の上にSの字が彫られた家、それは主人公の少年幹夫がつい最近読んで気に入っている「眠っている館」に出てくる家と全く同じだった。1990/05/18
まるよし
5
挿絵が独特な絵本?ストーリーも最後にほっこりさせてくれる。赤川次郎のショートショート。贅沢な読書体験です。たまたま大掃除で出てきたので、大晦日にサクッと読みました。2023/12/31
るりこ
3
この本で初めて司修さんを知って好きになりました。不思議な感覚の絵が好き。
M66
2
装画がスペシャルな本。しかしおかげで久しぶりに赤川次郎を読み、あ、いいなぁと思った。2008/05/10
ipusiron
0
1999/5/17読了