出版社内容情報
1990年，宇宙からのテレビ中継に成功した著者は，青く輝く地球という星に目を奪われ，心を震わせた．環境の汚染進む地上に帰って，どう生きるか．53歳でTBSを退社，阿武隈山地で農業を営む現状と胸の内を報告．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gotomegu
8
檜原キヨタさん。宇宙飛行士だった元アナウンサーの著者。宇宙から地球を見て、農家になった。福島でシイタケ農家。自分で食べるだけのお米をつくる。空中散布など、田舎のひとは自然を壊すことに無意識。反対意見をいっても敵対するだけ。地縁血縁で固まった関係性。地方の現実は今も変わってないな。農作業は、手間がすごい。でも、お金に換える作業ではなくて、自然に戻っていくための作業でもある。原発事故の前に書かれた本。水もキレイ、空気もいいから福島を選んだのに。事故後の本も読んでみたい。2021/02/22
