出版社内容情報
古今東西万巻の書から名言・挿話を例に引き,あるときは現代の世相に痛烈な風刺の矢を放ち,あるときはいつの世にも変らぬ人情の機微を語る.『図書』連載傑作エッセイを完全収録.驚くべき博覧強記の筆者は誰だったのか.
内容説明
本書は、1970年1月から、1985年1月まで雑誌『図書』に連載された「一月一話」「続一月一話」を一つにまとめ、再編集したものである。あるときは現代の世相に痛烈な風刺の矢を放ち、あるときはいつの世にも変らぬ人情の機微を語る。ユーモアと機知あふれる筆で人間性の深奥に迫る傑作エッセイ集。
目次
天(和歌、俳句の起源について;果して人間の眼はそんなにたしかか? ほか)
地(なんとも小気味よい話;日本最初の百科全書? ほか)
人(ハレー彗星のこと;ある宗教銅版図をめぐって ほか)