今ひとたびの戦後日本映画

今ひとたびの戦後日本映画

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  • サイズ B6判/ページ数 286,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000001427
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

「東京物語」「浮雲」「流れる」「日本の悲劇」「悲しき口笛」「ゴジラ」「青い山脈」…….みんながつましく懸命に生きていた昭和20~30年代.数々の日本映画の名作を通して,どこか懐しきあの時代を,今間近に呼び起こす.

内容説明

「晩春」「東京物語」「素晴らしき日曜日」「酔いどれ天使」「野良犬」「二十四の瞳」「日本の悲劇」「晩菊」「おかあさん」「青い山脈」「また逢う日まで」などなど…、“戦後”という言葉が次第に忘れ去られていく中で、日本映画の傑作の数々を通して、熱気にあふれたあの時代を、今いちど間近に呼び起こす。

目次

戦争未亡人と死者
田中絹代と戦争未亡人
三船敏郎と復員兵
帰ってきた男たち―復員兵を描く映画
ゴジラはなぜ「暗い」のか
「僕たちの力ではどうしようもない」―今井正監督「また逢う日まで」
戦後を生ききれなかった男と女―成瀬巳喜男監督「浮雲」
貧乏の好きな成瀬巳喜男
母の力―杉村春子から飯田蝶子まで
私が棄てた母親―「日本の悲劇」の望月優子
口笛吹いておいらは元気―清水宏監督「蜂の巣の子供達」
白いブラウスの似合う女の先生
「働く子ども」のけなげさ―美空ひばりの「悲しき口笛」ほか
恋する妹、美空ひばり
穏やかな父―笠智衆
肉体が輝くとき―京マチ子の豊満
愉しい民主主義―「青い山脈」の明るさ