内容説明
人気マンガ『美味しんぼ』原作者と、料理記者歴50年のジャーナリストとの、「食」をめぐる対話。思わず口元がゆるむ「うまい」話から、『美味しんぼ』未公開エピソード、昨今のグルメブームへの警鐘まで。書き下ろしエッセイも併録。
目次
序章 記憶に残る食べ物
第1章 美味しんぼへの道のり
第2章 こんなものが「ごちそう」だった
第3章 ラーメンと寿司の社会的考察
第4章 食卓から考える日本
終章 最後はこれを食べて死にたい
著者等紹介
雁屋哲[カリヤテツ]
1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部卒業後、電通に入社。退社後、劇画原作者として活躍。83年、『美味しんぼ』(画:花咲アキラ)連載開始、86年、第32回小学館漫画賞受賞。88年よりオーストラリア・シドニー在住
岸朝子[キシアサコ]
1923年、東京生まれ。女子栄養学園(現・女子栄養大学)卒業。55年、主婦の友社に入社し、料理・医学編集者として活躍。その後『栄養と料理』編集長を10年間務める。79年、(株)エディターズを設立し、料理・栄養に関する出版物を企画・編集する。フジTV系『料理の鉄人』では審査員として出演、的確な批評と“おいしゅうございます”が評判に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
1
雁屋さん、口悪いな。岸さん、記憶曖昧だな。苦笑。お互い好き勝手に食を語っている本で、ある意味面白かった。2018/10/15
Hiroki Nishizumi
1
マンガ同様ウンチクがクドいところがあるものの、まあまあ楽しめた。食い物話しはいいねぇ〜 それにしても、久兵衛とかタイユヴァンとか行ってみたいな〜2013/01/16
150betty
0
(☆3)そこそこおもろい。てか、雁屋先生はマスターキートンの件とかであんま良い印象が無いんだが、本人が長々と話をしてるものを実際に読むのは初めてだった。野望の王国とかにも少しだけ言及してるし、文中の「カップラーメンが流行るまで世間ではラーメンというものは知られていなかった」という話が興味深かった。何か似たような話しをどっかで聞いたことあるんだがなぁ。美味しんぼが好きなら読んで損はないです。2013/05/07