内容説明
山登りに取り憑かれた若者の、夢を追いつづけ、青春を賭した十年間。ひとりぼっちの冒険日誌―。高校三年の夏の北アルプス全山縦走からはじまり、黒部の谷２５本（剱沢単独遡行含む）、衝立岩とドリュ南西岩稜、そして冬の南アルプス、冬の知床半島、春の日高山脈の全山縦走と、ひとりの闘いは静かに、激しく続いてゆく。
目次
すぐれた青春の記録
山―大いなる山をめざして
渓谷―黒部の険谷を遡る
岩壁―大岩壁をひとりで攀じる
山稜―はてしなき稜線をゆく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
2
単独で数々の困難な山行にチャレンジた衝撃的な記録。特に後年の黒部の谷の全遡行につながるつ剣沢大滝の単独登攀や積雪期の日高山脈全山縦走は登山史に残る金字塔である。（1993.1メモ）1993/01/10
