内容説明
何もない。でも抱えきれないほどの神様からのギフトが、ここにはある。何かに導かれるようにハワイの小さな島に移り住んだ日本人アーティストによる至福のフォト・エッセイ。
目次
第1章 東―ジャングルのある所(ジャングルハウス;町にて ほか)
第2章 北―寒い丘に雨が降る所(七色のカーテン;四角いオレンジ ほか)
第3章 西―乾いた広い道のある所(魔法の首飾り;神様の住処 ほか)
第4章 南―坂の上に家がある所(朝の色;島の人 ほか)
第5章 島から島へ―連なる島々を旅した時(憧れの浜辺;海を思う ほか)
著者等紹介
山崎美弥子[ヤマザキミヤコ]
アーティスト。1969年、東京生まれ。観客と共に大きな水色のケーキを作る「海と空の結婚パーティー」などのアートプロジェクトの他、絵画、写真、映像、インスタレーションを発表する。2004年より船上生活を始め、現在ハワイのモロカイ島に夫と娘と暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひとん
1
モロカイ島ってどこ?と気になり、図書館で借りた。日記とあるけど、詩のように感じた。独特な写真がイイ味。自然に寄り添うように暮らしたい。2012/12/23
Kaori Pku
0
来年か再来年、近い将来に一緒にモロカイ島に行きましょうね、と先生がお声掛けくださったのでどんなところかもっと知りたくなって手に取った一冊。信号機ひとつない手つかずの自然が残る島での生活が、そのディティールが、色彩と大地が生む音の多彩なバリエーションとそこに住む人の息吹・雨音が静かに描かれていて、同じ地球に同時代生きる人間でもこれほど違う感受性を使う毎日があるのだなと奇蹟のように思ってしまった。2016/06/23
bunboo
0
モロカイ島ってどんな島なんだろう。たぶん手付かずの自然以外に余計なものは何もない島なんじゃないかな。 読んでいて、なぜか懐かしい気持ちになる。ノスタルジックな写真も素敵だった。2014/06/19