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内容説明
共産化の嵐の中で一家離散を余儀なくされたブルガリア人家族の唯一の光は、「ナディダ(希望)」と名づけた赤ん坊だった。21年後、美しい娘に成長し、自由の地ニュージーランドを訪れたナディダは、愛に傷つき孤独に苛まれながらも、見えない糸に導かれるようにある男のもとへとやってくる。そこで彼女を待っていたのは、一族の秘密と彼女の生い立ちをめぐる衝撃の事実だった…。モンタナ賞受賞の若き女流詩人カプカ・カッサボバが書きおろした鮮烈なデビュー小説。
著者等紹介
カッサボバ,カプカ[Kassabova,Kapka]
1973年、ブルガリアの首都ソフィアに生まれる。16歳の時に家族と共に英国に渡り、その2年後にニュージーランドに移住。現在は作家活動に専念している。処女詩集の『All roads lead to the sea(すべての道は海に通ず)』は1998年にモンタナ賞最優秀処女詩集に選ばれた。先ごろ、二冊目の詩集を発表。ニュージーランド・ウェリントン在住
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