我々は外資に負けなかった―旧東京銀行の挑戦

津川 清【編】

ＩＳコム（2001/12発売）

• サイズ 46判／ページ数 192p／高さ 20cm
• 商品コード 9784915652288
• NDC分類 338.15
• Cコード C3033

内容説明

本書は、東京銀行が六〇年代から八〇年代にかけて、国際業務において外資系金融機関と対等に戦った記録であり、また今日の銀行経営への教訓でもある。

目次

Ｓｗａｐ　Ｄｅａｌ　ｏｆ　ｔｈｅ　ｙｅａｒ　１９８３―腹切りマンデート競争への序章
プラザ合意とともに歩む
ゲリラ証券業務の栄光と挫折
日本初女性為替ディーラー奮闘記
若手海外派遣という劇薬
変動相場制を先駆した銀行―七〇年代のニューヨークから
インベストメント・バンキング序曲

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[深窓]

旧東京銀行在籍者の回顧録。東京銀行の先進性が伺える内容であり、為替業務では世界トップレベルだったことも理解できた。一方で、東京銀行は外資と同列で戦えることもあったが、それも結局は局地戦での勝利でしかなかたのではないかと思える。もし東京銀行が合併せずに、小粒ながらも一流の投資銀行の道を歩んでいたらと感じた。

2013/06/09