内容説明
魔術師は香の煙る祭壇に立ち、やおら呪文を唱え始める。腹の底に染みるような重々しい声は途切れなく、部屋の隅々に轟きわたる。突然、魔術師は両刃の剣を右手に掲げ、空中にペンタグラムの印を切る。切り裂かれた空間に焦げるような臭気が漂った。やがて、裂け目から生き物の姿がおぼろげに浮かび上がる。その姿は次第に人間に似た容貌を整え、魔術師に語りかけるのだ。善霊か悪霊か、あるいは未知なる宇宙生命か。
目次
第1章 変身・変異
第2章 支配―自然・肉体・精神
第3章 予知・予測・透視
第4章 攻撃
第5章 召喚
第6章 防御
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
両儀式
1
創作のための参考用に。広く浅くで入門書的な本。2015/12/10
すがし
1
著者がだいぶスピリチュアルな方で微妙な感じ。ただし神秘主義の道具立てや呪文が細かく解説されているので、創作の資料としてはかなり役に立つ。2009/11/02
ジュデッカ
0
魔術によっては用意するアイテムが困難だったり調達する時点で大問題だったり。特に『栄光の手』は誰か試した事があるのか?と考えてしまいます( ̄□ ̄;)2014/08/24
まきがい
0
資料として読んだ。魔術入門書として読むといいと思う。いろんな魔術の手順や簡単な解説が載っている。だが果たして本当にこれを試す奴がいるのだろうか…2014/08/08