内容説明
迫真の“鉄鯨”海戦記。敵機、敵艦艇が跳梁する“ソロモン海の墓場”を敵を欺いて突破すること幾たびか。孤島の友軍将兵に食糧、武器等を運ぶこと23回。最新鋭艦の操舵員が綴った鎮魂の紙碑。
目次
猛訓練の日々
伊三八潜の航跡
戦陣日記
艦長安久栄太郎中佐
伊三八潜の最後
著者等紹介
花井文一[ハナイブンイチ]
昭和15年6月、志願兵として呉海兵団へ入団。同年10月、軍艦日向乗組。16年9月、海軍航海学校普通科操舵練習生入学。17年1月、軍艦日向乗組。18年1月、潜水艦講習員として呉潜水学校へ派遣。同年3月、伊号第38潜水艦乗組。同年4月、第6艦隊第15潜水隊に編入。ラバウルを基地にして輸送任務に着く。友軍が孤立する最前線ラエ、サラモア、コロンバンガラ、ブイン、スルミ、シオなどへ食糧、兵器、弾薬、専業任務23回。同年11月、任海軍二等兵曹。19年2月、海軍航海学校高等科操舵練習生入学のため伊38潜水艦退艦。同年12月、第40号海防艦乗組。20年9月、第1掃海部隊として掃海作業。21年4月、佐世保より復員
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