自殺直前日記 改

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904676998
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

1992年5月24日夕刻。カリスマ漫画家は、高層住宅11階から飛び降りた…伝説のベストセラーに、未発表部分を加え、完全復刻!

目次

精神病棟にて―私が考えたこと&身近にいた人々との会話
世界は嘘つき―まず「常識」を疑え!
仕事できないのに、プライド高いから苛められる―アルバイト日記
恋愛講座・男女物語―最初の恋人Uのこと
私にとって家族とは何か?
作家と編集者―私がメジャー誌で仕事できない訳
漫画制作日記―作家としての私の幸福とは何か?
私が描きたい漫画・真の芸術とは何か?
霊魂分類表&天敵・いじめっ子研究
対人の基本・対人のワナ&対人の悩み〔ほか〕

著者等紹介

山田花子[ヤマダハナコ]
漫画家。故人。1967年東京都生まれ。15才で『なかよし』ギャグ漫画大賞佳作に入選。87年『ヤングマガジン』で漫画家デビュー。人間の偽善や暗部をテーマに世の中の矛盾を問う作風で、カリスマ的な人気を得る。92年5月24日、投身自殺によって命を絶つ。享年24(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

23
世代の近いこの漫画家を今の今まで私は知らなかった。 多くの人が経験するであろう若いころの苦悩、そして多くの人がそれを克服していくのであるが、彼女の性格ではその苦悩は大変なものであっただろう。 しかし、彼女が漫画家として売れっ子になれば=漫画家として自活できれば、あるいは自分の描きたいもののみを描ければ、そしてあと20年くらい我慢して生きていくことができたならば、自殺せずにすんでいたのでは。 画は才能あると思う。 ただ、彼女の言う「プライド」は理解できなかった。 今更ながら、ご冥福をお祈りいたします。★★★2019/03/27

wknwkn

10
私の読書人生で1番読みにくい本だったように思う。山田花子に共感する自分と嫌悪する自分が頭の中でプロレスしていました。結局山田花子のことが好きなのか嫌いなのかわかりませんでした。すごく好きで、すごく嫌いでした。山田花子の使う「潔癖」という言葉が印象に残った。けどそれは実現できない理想のように感じて悲しかった。2015/10/15

かな

7
感受性が強すぎて、うまく生きれなかった人。純粋な心を持った人にはこの世は生きづらいけど、この本を読むことで救われる人はたくさんいると思う。

ルミー

5
人のメンタルを容赦なくゴリゴリ削っていく本。心が弱ってる人が読んだら確実に自殺すると思う。わたしはお日様がぽかぽかの何もない昼下がりの時にしか読めなかった。言葉には呪詛の力が確実にあることがわかった。あとは世界をどう認識するかにかかっている、メンヘラと健常者の違いはそこ。2016/04/13

どどこ

4
これは確かに生きづらいだろうなぁと思う。人生において少し調子の良い時に、この人は私の敵ではないとココロから思える人は居なかったのかな。辛かっただろうなぁ。でも彼女を失った周りの人も辛い思いをしただろう。2015/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7943787
  • ご注意事項

最近チェックした商品