出版社内容情報
新聞界初めての「大阪特派員」として、真摯な眼差しで大阪をみつめた女性記者の〈大阪見聞録〉。大阪についてほとんどしらなかった論説委員が大阪に住んだ。そこに見えた本当の大阪の姿は・・・。「大阪の扉」を開けた者だけにわかる伝統、文化の深さ、人と街の魅力。そして大阪が抱える課題、望ましい大阪のかたちとは。大阪人には特に気になる一冊である。筆者は現在、産経新聞の論説委員長。女性の論説委員長は新聞界で初めて。
内容説明
大阪を知らなかった女性記者。大阪に住み、多くの人、風景と出会った。新鮮な驚きと発見。課題も見えた。それは大阪という街の扉を開けたから…扉の向こうには何があったのか…新聞界初の女性論説委員長・千野境子が語る“大阪論”。
目次
第1章 わたしが見つけた大阪(「煙都」から再び「水都」へ;御堂筋物語 ほか)
第2章 大阪からちょっと足を伸ばせば(高野山・奥ノ院は日本史そのもの;心の掃掃は終わりですか、旅田前市長 ほか)
第3章 世界からみた大阪(ミラノから;大阪研究)
第4章 大阪力を考える(関西へどうぞ文化庁;文化力による都市戦略 ほか)
番外編 大阪市助役・大平光代氏が語る
著者等紹介
千野境子[チノケイコ]
横浜市出身。昭和42年、早稲田大学第一文学部卒業。同年、産経新聞社東京本社に入社。マニラ特派員、ニューヨーク支局長、外信部長、シンガポール支局長などを経て、平成14年7月から平成17年1月まで大阪特派員兼論説委員として大阪本社に駐在。同年2月、東京本社に戻り、4月から論説委員長。東南アジア報道で1997年度ボーン上田記念国際記者賞を受賞。外務省ODA総合戦略会議委員、国土審議会委員、国際交流基金日米センター評議員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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