内容説明
本書は、近代における女性の創造力と労働の国家的統治という視点から、手芸という誰もが知っており、しかも誰もが見過ごしてきた「女の手仕事」を初めて浮き彫りにした画期的な手芸論である。
目次
第1章 下田歌子の社会構想と手芸論(下田歌子の社会構想;下田歌子の手芸論;下田歌子の手芸論の位置づけ ほか)
第2章 皇后の養蚕(「皇后の養蚕」の創出;蚕糸業と皇后;読み替えられる「皇后親蚕」のディスクール ほか)
第3章 近代日本における手芸(近代日本における「手芸」概念;「手芸」テキストにおけるディスクール;「手芸」の奨励システム)
著者等紹介
山崎明子[ヤマサキアキコ]
1967年、京都府に生まれる。千葉大学社会文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)。千葉大学非常勤講師、港区立男女平等参画センター非常勤専門員。専攻は、日本近代美術史、ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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