テクマクマヤコン―ぼくのアニメ青春録

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901784818
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

内容説明

「ひみつのアッコちゃん」が変身する呪文を発明し、「ノリスケさん」ちのひとり息子を「イクラ」と命名。原作がたった3巻の『キテレツ大百科』から280本ものお話を作り、作品ナンバー1番を書いた『サザエさん』は、37年後の今や1,600本を超えてもなお執筆中…。日本のテレビアニメの黎明期から、その歴史とともに走り続けるベテラン脚本家が語る、あの作品、あの人、あの時代。かつての少年少女に贈る自伝的エッセイ。

目次

1部 ぼくのアニメ青春録(『サザエさん』ものがたり;キテレツ修業日記;ライター稼業の風景;愛すべき作品たち;わがシナリオ無作法)
2部 シナリオ3題(ゆりかごのメロディ「たんぼの中の一軒家」;あかねちゃん第2話「あかれとひでばろ」;ムーミン第13話「パパは売れっ子作家」)

著者等紹介

雪室俊一[ユキムロシュンイチ]
脚本家。日本脚本家連盟会員。1941年1月11日生まれ。映画、コメディーのほか、黎明期からアニメのシナリオを多数執筆。代表作に『サザエさん』『あしたのジョー』『ゲゲゲの鬼太郎』『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kokada_jnet

63
2005年刊行本。自分にとっては雪室俊一氏は「とんがり帽子のメモル」の人なのだが。ハリス、サリー、鬼太郎、ムーミン、キテレツなどの多数の脚本を担当した、アニメ界の伝説の人だったのか。この本のベースはWEBアニメスタイルに掲載されたものだが。小林信彦も論じている、カルト脚本家・山崎忠昭の孤独な死について、WEBアニメスタイルでの追悼コラムを読んだ記憶あり。個々のエピソードは面白いのだが、雪室氏の文章が魅力がなく。後書きで本人が「避けた」としている筈の、「お年寄りの自慢話」にほぼなってしまっているのが、残念。2023/09/16

富士さん

3
著者は押し出しの強いタイプだとは知っていましたが、権威主義的な圧を感じないので、思った以上に嫌な感じはしません。体系的とは言えませんが、貴重な証言です。しかし、脚本家はアニメ製作の協働から離れたところにいるので、ここまで仕事を個人の営みとして主張できるのは脚本家ならではのものだと思います。ストーリーの主導権を争う演出家への不満などは、あくまでも脚本家視点であり、共同製作を引っ張っていく大変さを知らないからこその意見であることは、特にアニメに関しては読む側が押さえておかなければならないことでしょう。2021/02/01

いえろう

1
買って良かった!昔みた懐かしいアニメはこの人が脚本を書いていたんだなぁ 2014/08/19

0
2005年12月8日 初版第1刷発行 著者:雪室俊一 装丁・ブックデザイン:加藤光太郎デザイン事務所 カバーオブジェ制作:古内ヨシ カバーオブジェ撮影:クリエイティブ エル 小林満 編集:徳永修(オフィス・ワイズフール) 発行人:長廻健太郎 発行所:バジリコ株式会社 印刷・製本:ワコープラネット・東京美術紙工 協力:小黒祐一郎、徳永修、安藤聡、池原毅2019/07/11

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