内容説明
人は認められれば動き出す。ついていきたい上司になるための凝縮された59篇の心得に思わすポンと膝を打つ。
目次
第1章 ついていきたくなる上司の条件(我が国に於いてトップの地位に就くのは激烈な競争の結果ではない;トップは寡黙のうちに先見力を発揮して信頼と期待を得るべきである ほか)
第2章 嫉妬、逆境、悪評を克服するための心得(エンゲルスの一方的な友情と奉仕は古今東西に例を見ない純情であった;老功の将とは一度は重大な敗戦の経験をした者である ほか)
第3章 知っておきたい先達のこの知恵、この凄み(日本の新聞記者は報道をしないで世論操作に熱心である;学問の目的は孔子や孟子を深く学んで孔子や孟子よりも秀れた人格となることである ほか)
第4章 名上司の極意は中国の古典にあった(惹きつけるような劉邦の可愛気に人材が吸い寄せられ天下を取らした;富貴にして故郷へ帰るは男の誉れと信じる虚栄心が身を滅ぼす ほか)
著者等紹介
谷沢永一[タニザワエイイチ]
関西大学名誉教授。昭和4年、大阪市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。専門は日本近代文学、書誌学。社会評論にも幅広く活躍。サントリー学芸賞、大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞、2004年には『文豪たちの大喧嘩―鴎外・逍遙・樗牛』(新潮社)で読売文学賞受賞
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