内容説明
時は幕末。九歳から天然理心流試衛館道場に住み込んだ沖田総司は、十六歳にして代稽古をつとめるまでになっていた。しかし、安政の大地震から四年たった今も、総司は、いつ襲いくるともわからない「得体のしれないもの」に対する恐怖と悪夢に付きまとわれていた。猛威を振るう伝染病、自分を忌み嫌い殺そうとする邪悪なもの、そして土方歳三との運命の出会い―。壮大なスケールで贈る一大叙事詩、待望の第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
3
新選組の話なんですが。主人公の沖田総司が別の世界から転生してきた設定だったり、その頃に起きた天災や流行病が沖田総司を消すために遣わされたあやかしだったり。結構、ファンタジー混じりの新選組です☺。2巻では日野の出稽古で土方歳三と出会う話が中心です。面白かった。2019/12/06
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
沖田総司が,江戸時代で生きるだけでなく,異次元へ行ったり、瞬間移動できたりという歴史冒険幻想小説という栗本薫らしいてんこ盛り小説。 栗本薫の愛好者でないとまずついていけないかもしれない。 新撰組の愛好者からは,ここまで崩すとはという嘆き声が聞こえる。 それでも,沖田総司の人物像が浮かんで来るのがすごい。2012/02/13
つむじ
2
止まらない2011/07/31
☆CHIKO
2
土方歳三登場!!あれ?でもこのキャラどこかで・・・と思ったら、イシュトとキャラが被っている感じがしました。イシュトな土方さん・・・ちょっと私のイメージじゃ・・・。人物のそれぞれの関わり方も史実と違う所が多々あったけど、栗本新選組と史実を比べてみるのも面白かったです。ただ、これで歴史の勉強は出来ないので、要注意です(笑)2010/08/14
二分五厘
0
1998.7.20