目次
序章 日本の教育は行きつくところまで来た
第1章 しつけ・教育とは何か
第2章 日本を堕落させた「自由」と「人権」への誤解
第3章 戦前の軍隊教育に学ぶ
第4章 教育・学校制度を考える
終章 二十一世紀を生き抜くために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
8
「保守派」は必ず強者即ち権力者の側に立つ。そして高市と小林が裏金問題のけじめはついたとするように金権親和的だ。10球連続死球を投げる投手を故意でないと思う者はない。2人の学問的・社会科学的考察・見解は全球権力側を肯定・支持するのだから、学問的・社会科学的姿勢は偽装で、権力側のポジション・トークをしているのである。特に色魔は詭弁と親和性が高い。「女性に『人権』がある筈はない」。女性だけがもつ権利は「特権」なのだそうだ。育児休暇や生理休暇は特権なのだそうだ。このトンチキぶりは判りやすいが、物理的制約があるから2025/09/28
koheinet608
6
母親が、よく言っていた。「学校は何もしてくれない、期待せず、自分でやれ」と、小室氏が教育の本質は「教えない」ことと、似ている。矛盾するが、学校は非常に重要な場所で社会性を育む上では最も適した場所だと思う。ただ非常に残酷な場所だとも思う。それはイジメや自殺等のニュースからわかる。「学校は検査機関、勉強が出来る子と、出来ない子を、ただ分ける場所」と言ったのは、自分の恩師だが、これも含蓄がある。学習時間、意欲、自己肯定感等、結果からみると日本の教育は失敗している。その原因を学校のせいにしているからだと思う。2017/10/30
cotton
3
『小学校から大学まで全廃し塾にする』(p47)というアイディア、とてもいいな、いいな、いいな~!! なぜなら師もそのほうが各々のカラーや長所が活かされて今より教えやすくなるだろうし、学生も『学問』欲が満たされる、そう感じますから。消化不良のまま大人になった私、ここ数年救われていることは、YouTubeや読書メーター等WEBにおいて、学べる機会がしかもほぼ無料で爆発的に増えたこと。検索すると各々の専門・得意分野の方が投稿してくださっており、ここから”まことに面白く"学べている2015年です。感謝。2015/10/22
ゆうろう
1
色摩力夫、小室直樹両氏の対談本。色摩氏の論考はある程度参考になった。その一方で、小室のそれは例えば P64やP150他で散見される暴論を博覧強記(狂気?)な史実の羅列で包みつつ展開、まさに似非知識人の面目躍如といった感、大。1980年代以降、この手の輩の著作がブームとなった哀しい日本の知的状況が情け無いわい。色摩氏の指摘では、頷く点も多々あり。例えば、P59日本人の長所は「規律」だった、P67子供は親だけでなく〜社会全体で育てなければならない、 P109「しつけ」とは〜「がまんを教える」ということ、等々。2025/11/23
MIRACLE
1
現代日本の教育を考えるための論点について談話形式で論じた本。子どもの凶暴性は社会化(=しつけ)を必要とすること、子どもの権利は「人権」でなく「特権」であること(だから、問題があれば、特権をはく奪できる!)。教育にはエリート意識が重要であることなど。個人的には、色摩氏の発言が啓発的だった。たとえば、スペイン語が論理的な言語であること。「太平洋戦争=the Pacific war」という表現は、戦争に「pacific=平和的」という形容句をつけていて、非論理的であることなど。2016/09/09




