日本プラモデル興亡史―わたしの模型人生

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784890361878
  • NDC分類 507.9
  • Cコード C0095

内容説明

サンダーバード、零戦、鉄人、ガメラ…。僕らが胸躍らせたプラモたちは、どうやって生まれたのか。日本初のプラモデル専門誌『モデルアート』を創刊した著者が自分の半生に託して語る業界史。

目次

第1章 プラモデルとの出会い(駐留軍が連れてきたプラモデル;世界最初のプラモデルは? ほか)
第2章 プラモデル前史(私と模型飛行機の出会い;模型飛行機の誕生 ほか)
第3章 プラモデルの黄金時代(模型屋を再開;小倉井筒屋に模型店を開く ほか)
第4章 プラモデル、大人の成熟した趣味へ(プラプレーン・コンテストの開催へ;プラプレーン・コンテストその光と影 ほか)
第5章 プラモデル、新しい時代へ(ミニ四駆ブームと出戻り(?)モデラー
新しいメーカーの誕生、プラモデルのこれから)

著者等紹介

井田博[イダヒロシ]
大正9(1920)年、現在の北九州市八幡東区に生まれる。幼いころからの模型好きが高じ、19歳の時に自家で模型店を開業。昭和17(’42)年出征、翌年秋ビルマで戦傷、内地で終戦を迎える。22(’47)年、模型店(博巧社)を再開。24年小倉井筒屋に模型部を出店、以後八幡、博多の井筒屋にも出店。41(’66)年日本初のプラモデル専門雑誌『モデルアート』を創刊、現在に至る。平成11(’99)年、青森県立三沢航空科学館に複製・展示される航研機の時代考証委員を務める。現在、北九州市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ひろただでござる

3
キング牧師やロバート・ケネディが暗殺された年にワタシは数学科の教師が孫にせがまれて買ったプラモデルをその先生宅で作らされていた。有線式リモコンだけどスペースがあるので「これラジコンに改造できますよ」と預かって帰り1週間程で改造して先生宅へ届けた。無線で動くさまを見ていた先生が「こんな事ができるのになんで数学ができんのや…」と深い…深い…深い…ため息を付かれたのを昨日の事のように思い出して…あぁ若かったなぁ…とワタシもため息と共に後悔の念が…。店頭でプラモデルの箱絵を見るだけでも幸せに浸れた頃が懐かしい。2018/11/15

Humbaba

2
流行り廃りを完全に予測することなど不可能である。現在巧く行っているからといって、それに合わせて生産体制を増強してしまうと、流れが変わった時に手が打てなくなる。技術力を高め、今後の行く末を想像し、それに合わせて生産体制を用意する。それに失敗してしまえば、会社自体がなくなってしまうことすらある。2014/07/05

キミ兄

0
「モデルアート」創業者半生記。ファンでなければ理解できない。☆☆。2010/04/01

ニッキー

0
都筑図書館2011/09/20

かば◎

0
模型メーカーでも一消費者でもなく、模型を売り/プロモートする立場から、あくまで「自分史」として書きながら、それがほぼ日本のプラモデル史全体を俯瞰する中身になるところが興味深い。「モデルアート」が、模型店主が中心になって創刊され発行されてきたというのは初めて知った。本書は旧共産圏模型メーカーの隆盛し始めの段階で終わっているが、本書発行から約20年、3Dプリントの普及などもあり(一般モデラーにとってはまだ少々敷居が高いものの)、実はそろそろ「プラモデルとは何だったのか」を振り返る時期も近付いている気がする。2022/12/16

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