歴史学再考―生活世界から権力秩序へ

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歴史学再考―生活世界から権力秩序へ

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784888882132
  • NDC分類 201
  • Cコード C3022

内容説明

人間科学全体に関わる今日的問題を、歴史家と歴史学も回避して通るわけにはいかない。それを最も顕著に受け止め、研究に反映してきたのはアナール派であるが、著者はその出発点から最近の動向までを的確に分析し、独自の問題意識から新たな歴史学の概念と方法を提言する。

目次

参照系としてのからだとこころ―歴史人類学試論
ソシアビリテの歴史学と民族
ある農村家族の肖像―アンシアン・レジーム下の「家」をめぐって
メタファーとしての家族
マルク・ブロックと歴史社会学
ムーヴレ先生と歴史家の精神
心性史の領域―R・マンドルー『民衆本の世界』について
セクシュアリテを見る眼―J・L・フランドラン『性の歴史』に寄せて
ブローデルの世界
アナールの現在
歴史の旋回・歴史学の転回―R・シャルチエ『書物の秩序』を読む
系の歴史学と読解の歴史学
読解の歴史学、その後
ミクロストリア・マクロストリア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Joao do Couto

1
学生時代に手に取った記憶があります。その頃は言わんとするところを必死で読み取ろうとしたが全くわかりませんでした。今回は斜め読みですが、ずいぶん読みやすく書いてあるなぁと著者の力量を感じることができました。ただし、本格的に理解するには論評されている著作を読まなければなりません。図書館へ行こう。2014/05/05

あるある探検隊

0
大きな理論とは異なる歴史の見方を紹介してくれる。人の体、心、行動様式等に注目して。 アナール学派の歴史家たちの紹介もある。 僕は大きな理論に傾倒しがちで、生活史的なものをなぜか馬鹿にしてきた(受験の弊害かな?)が、この本はその生活史的なものの面白さを教えてくれた。同時に、かかる歴史学に対する批判にも興味を持った。 ひとまず今後はアナール学派の著書に挑戦したい。2012/05/02

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