稲葉秀三―激動の日本経済とともに６０年

蝦名 賢造【著】

西田書店（1992/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 357p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784888661508
• NDC分類 289
• Cコード C0023

内容説明

本書は、戦中の獄中生活を経て、戦後日本の産業経済界や言論界をリードし、今なお２１世紀への海図を描く「傑物」の足跡と、その思想的背景を、さまざまな資料や「傑物」との対話などを織りなして明らかにする労作である。

目次

第１編　人間形成・思想形成期
第２編　１５年戦争下の幽閉５年
第３編　戦後経済発展とともに４５年
第４編　政治・行政改革のための提言
第５編　国土総合開発への協力
第６編　東京都の財政再建と長期ビジョン
第７編　国際協力のために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ア]

経済評論家・稲葉秀三（1907-1996）の評伝。著者が稲葉と親交のある人物で、また執筆刊行も稲葉が存命のときのもので、批判的な記述はほとんどない。また、フェビアン研究所や民社党との関わりについては一切言及なし。和田博雄、有沢広巳らとの関係については論じられており、参考にしたい。

2024/11/03