感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
1
プロレタリア作家としても知られる、小熊秀雄が原作を担当したアンデルセン童話の漫画化。画は元祖ルポルタージュ漫画「インドの旅」でも小熊と組んでいる渡辺加三。童話ベースなので、丸っこいキャラがほのぼのと活躍している。一話の「火打石」も二話の「しっかり者の錫の兵隊」も、原作に忠実で手堅くコミカライズという感じ。「火打石」に出て来る、魔法の火打石の使い魔である、大きな目をした巨大な魔犬が印象的だ。「兵隊」の方は、戦前の日本漫画では多分珍しいであろうラブストーリー(しかも悲恋)で、おもちゃだから許されたのだろうか。2011/04/20
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