幌馬車の歌

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883231652
  • NDC分類 222.407
  • Cコード C1098

出版社内容情報

台湾映画史に燦然と輝く最高傑作「悲情城市」の原作〔1989年ベネチア映画祭グランプリ受賞映画(侯孝賢監督)〕。戦後台湾社会の闇を発掘し続ける著者の代表作。本書は台湾知識人の悲劇――台湾を襲った白色テロを克明に追及した迫真のドキュメント。

〈序文〉
日本版に寄せて 藍博洲
記録されたものはすべて存在する 侯孝賢
詩の真実と歴史の真実 陳映真
幌馬車の歌〈本文〉
序曲 足枷の音を伴奏に大合唱
第一楽章 故 郷
 お宅のご子息は非凡な才能をお持ちです/民族差別の植民教育/祖国への素朴な想い/白線入りの学生帽をかぶった青年/少女看護婦と青年患者/鍾九河の愛と死/僕は結婚しい!
第二楽章 原郷人の血
 上海にて/香港九龍から恵陽へ/サツマイモの悲哀/恵陽から桂林へ護送される/里子に出す
第三楽章 戦 歌
 羅浮山山区にて/夜間婦人学級/旅籠で出産/在留台湾同胞に反旗を翻させる/原郷を訪ねる
第四楽章 帰 郷
 帰郷/あんな質素な校長はいない/四方に人才を求める/民主的キャンパス
第五楽章 二二八前後
 連絡がつく/隊員たちは何処へ?/台湾民主同盟設立準備/「二二八」/事件のあと
第六楽章 白と赤
 地下組織/光明報
第七楽章 あらし
 学生運動の波しぶき再現/事態は極めて深刻となる/芋づる式/自分にわずかでも人間らしい心が残ることを恐れ....../校長先生の奥さん、我々は人民解放軍だ....../軍警察校舎を包囲/逃亡と連座/惜別の歌/話すことは何もない/歴史の軌道が変わった
第八楽章 銃殺の後
 訣別/佛の遺骨
エピローグ  和鳴! 君や何処?
〈付編〉
「幌馬車の唄」は誰のものか 藍博洲
これから歩む道 鍾紀東
歴史にタブーを、人々に悲情を、再びもたらさぬために 鍾紀東
〈跋文〉
未完の悲哀 _宏志
改めて「幌馬車の歌」を読む視角を探る 須文蔚
後記 藍博洲
〈解説〉すべては終り、すべては始まったのだ 横地剛
出典一覧
大事年表


藍博洲「日本版に寄せて」より
〈幌馬車の歌〉が広く日本のみなさんにお目見えすることになり、大変喜んでいます。これは植民地台湾に生まれた若者たちの愛の物語です。そして彼らが植民主義に反対し祖国を探す物語でもあります。侯孝賢監督の映画《悲情城市》《好男好女》により、この物語はすでにスクリーンを通して日本のみなさんに届けられています。この物語を読んでいただければ、台湾と中国の近現代史をより身近に理解していただけると思います。

現代台湾史の叙事詩映画《悲情城市》の原作

内容説明

戦後台湾社会の闇を発掘し続ける著者の代表作。本書は台湾知識人の悲劇―台湾を襲った白色テロを克明に追及した迫真のドキュメント。

目次

序曲 足枷の音を伴奏に大合唱
第1楽章 故郷
第2楽章 原郷人の血
第3楽章 戦歌
第4楽章 帰郷
第5楽章 二二八前後
第6楽章 白と赤
第7楽章 あらし
第8楽章 銃殺の後
エピローグ 和鳴!君や何処?

著者等紹介

間ふさ子[アイダフサコ]
2005年九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程中退。現在福岡大学人文学部東アジア地域言語学科専任講師、現代中国語講座(福岡市)講師

塩森由岐子[シオモリユキコ]
1980年信州大学文学部卒。1988年より現代中国語講座で中国語を学ぶ

妹尾加代[セノオカヨ]
1964年京都外国語大学英米語学科卒。現在中国語通訳、講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。