オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ
モンゴル軍

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  • サイズ B5判/ページ数 48p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784883178322
  • NDC分類 222.6
  • Cコード C0022

内容説明

モンゴル帝国はチンギス・ハーン率いるモンゴル人によって、13世紀初頭に築かれた大帝国である。大ハーンの死後もその後裔たちは、貪欲に遠征を繰り返しては民族を吸収し、やがてユーラシア大陸に人類史上最大の領土を獲得した。単なる辺境の一民族が、この偉業を成し遂げるまでに費やした期間はわずか100年足らず、それを可能にした要因は、モンゴル軍に秘められた統率力、機動力、そして恐るべき戦術と戦略にあった。本書は、そのモンゴル軍の実像を明らかにする解説書である。確固たる組織をつくりあげた千戸制などの軍隊編制から、偽装退却に代表される巧みな戦術、さらにモンゴル兵士の姿かたちが解説されている。

目次

モンゴルの勃興
モンゴルの戦士
モンゴルの軍団
モンゴルの戦争
モンゴルの攻城戦
ロシアとヨーロッパにおけるモンゴル軍
カラーイラスト解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

11
歴史資料に現れた軍備軍装を絵画的に示すシリーズ。西欧的なオリエンタリズム臭もなくはないが受け入れられる程度にはなっている。しかしモンゴル人の読者がいればやや不快感を持つだろう。私としては、13世紀モンゴルの拡張史には多少の知識もあるから文面はわかりやすいし、対応する図版から臨場感を得られる。資料としては竹崎季長の蒙古襲来絵詞が頻に利用される。これを元とした復元絵画のサムライも短躯ながらそれらしき仕上がりになっている。本編はシリーズの中で日本人には受け入れられやすいと思う。2021/06/11

竜王五代の人

3
日本での刊行は2000年だが、原著は1980年でかなり古い(ハンとハーンの区別がなされていなかったり)。とはいえ、騎兵と機動戦術(分進合撃・偽装退却・果敢な決断)の権化のようなモンゴル軍の装備や戦術が一通り分かる良本。2021/10/31

shinobu

1
元寇の外側からしか知らないモンゴル。その組織的・合理的な強さについて述べられてます。これに比べればヨーロッパの軍なんか数が多かろうと烏合の衆ですね。そりゃ負けるよ。。。もしモンゴル軍がウィーンに達していたら今の世界地図はどうなっていただろうと想像せずにはいられない。2016/05/16

サアベドラ

1
モンゴルを始め、遊牧民というと毛皮に短弓の軽騎兵のイメージが強いですけど、鱗鎧に突き槍の重騎兵もいたんですね。そういえばビザンツのカタフラクトは東方の騎馬民族にルーツがあったっけか。

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