内容説明
ファンタジー世界に登場するキャラクターの原形となった「歴史上存在する衣裳」を中世のヨーロッパを中心に王侯貴族や騎士、聖職者、商人など職業別に取り上げ、イラストと文章で解説。衣裳の変遷のほか、デザイン、素材、製法の詳細、アクセサリーなどの装飾品も紹介する。
目次
序章 基本編
第1章 王侯貴族
第2章 聖職者
第3章 戦士
第4章 市民
第5章 村の人々
第6章 巡歴者
第7章 略奪者
第8章 ヨーロッパの源流
第9章 異境
著者等紹介
田中天[タナカタカシ]
1977年生まれ。東京都出身。TVゲームの攻略本スタッフを経て、執筆業に入る。著書に「帝王列記」「西洋神名事典」「悪魔事典」(すべて共著。新紀元社刊)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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びっぐすとん
18
図書館本。タイトルには中世とあるが古代から近代まで色々な地域、身分の衣装が取り上げられている。絵画で見ただけではどういう構成かわからなかった(一つの衣装なのか、重ね着なのかとか)部分がわかりスッキリ。袖だけズルッと長い服とか「どういう型紙作るんだろ?」と思っていた服は袖だけ別物だったのね。ズボンは蛮族のものと15世紀まで普及しなかったらしいが、ということはフンドシと超長いレッグウォーマーあるいはタイツだったということ?だからコドピースがあるのか。下半身スースーしそう。虱が涌いてる貴婦人の頭は優雅なの?2021/03/28
モン&スター
4
【図書館】所用の為、借用。そもそも中世って何年頃だったっけか…みたいな感じだったのでとても助かった。調べる前にイメージしてたのは近世のもので、中世は結構シンプル。ドレスだけでなく、王様・王女・貴族・商人・鍛治職人・庶民等が男女混合で掲載されてるのも良かった。後半は近世のものが中心になる。お助け資料。2023/04/16
あきら
1
物足りなさは感じるけどサブとして便利なんじゃないかな!2014/09/14
すがし
1
個々の衣装、そして意匠に関しては喰い足りないものの、これを足がかりにして自分で調べるには必要十分かと。簡略化した見やすいイラストで、イメージが掴みやすい。2010/11/26
suzuki-takefumi
1
うーん……中世衣装カタログ、と銘打っているものの、資料としては散漫。おそらく資料のあるところをピックアップしたのだろうが、もうちょっと衣服の変遷や地域差などが分かればなあ。背中はどうなっているのか。2010/06/20