内容説明
本書では、『水滸伝』に登場する108人の豪傑たちのひとりひとりにスポットをあて、紹介することにした。108人も豪傑がいると、そのなかには「どうしてこれが豪傑なの?」と思いたくなるような者もいるのだが、この108人は数万から10万を超えるような山賊たちを率いていたのである。たとえ108人のなかでは目立たなくとも、それなりの敬意を払わなければいけないだろう。
目次
司令部(梁山泊の総頭領2名;機密を管理する軍師2名 ほか)
正規軍(騎兵軍五虎将5名;騎兵軍八驃騎兼先鋒使8名 ほか)
諜報・検察(四店の情報収集・賓客接待担当頭領8名;情報探索総責任者1名 ほか)
雑務(諸物を製造管理する頭領16名)
108星以外の登場人物たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろう
4
読みごたえあった!タレント名鑑みたら 消える人消えない人と感じるが そないな ことは気にせんでよい♪2012/10/12
おきゅーん
1
かつて高校時代に高島俊男先生の『水滸伝人物事典』が欲しかったけれど高校生の自分にはあまりに高くて手が出せなかったので妥協して買った本。が、これが結構すごかった。108星に関しては最も詳しく書いてあるのではと思う情報量(分厚いが)目次が宿星順でなくて役職順なところにもこだわりを感じる。また、120回本にも対応しているから中々出逢う機会のない120回本に触れるいい機会でもあった。「水滸伝人物事典」と共に文庫化してくれないかなぁ・・・。
木倉兵馬
0
水滸伝の簡易な解説本。とはいえだいぶ物理的厚みはありました。まあ一冊で語りきれないのが水滸伝ではありますね。それにしても朱仝を勧誘するシーンのあらすじはいつ読んでも倫理観の違いを思い知らされますね……。2020/07/28