内容説明
本書は各国の神話・伝説などを素材として“楽園”の全体像にせまろうという試みです。
目次
エデンの園
シャンバラ
桃源郷
アヴァロン島
シバの女王の国
アトランティス
バビロン
ピラミッド
エル・ドラード
暗殺者の谷
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
1
定番のエデンの園から始まるけど、ラインナップの最後の方が、バビロン・ピラミッド・エルドラド・暗殺者の谷となっていてちと苦しい感あり。一応、現実に作ろうとした楽園、といった方向なのかも。エルドラドがありなら、黄金の国ジパングとかとりあげてもよかったのでは。また、天上の天国に対し地上の楽園の在処として、海の果てと山の中の二類型を示したが、「地下」という分類が欠けているのも物足りない。2022/10/17
みなぽん
1
卒論のために大学の図書館で借りた。このシリーズは参考文献の量が多い。ちなみに参照したのは「暗殺者の谷」の部分です。何の卒論書くんだって話ですよね(笑)2013/07/10
東側ギャン
0
創作のお供2017/03/20
かい
0
「人間が幸福を感じられる場所というのは、人それぞれに違うのですが、神話や伝説というものは特定の民族集団のなかで育まれてきたものです。当然ながら“楽園”という存在も民族共通のもの、いわば集団的幸福のイメージというわけです」という前書きで始まり、エデン(キリスト教)、シャンバラ(チベット)、桃源郷(中国)、アヴァロン(イギリス)、シバの女王の国(エチオピア)、アトランティス(ギリシャ)、バビロン(ユダヤ教)、ピラミッド(エジプト)、エル・ドラード(スペイン)、暗殺者の谷(イスラム教)が紹介される。2015/07/19