内容説明
ウィザードリィ―華麗なる筆致でつづる剣と魔法の迷宮世界。コンピュータRPGの麻薬的興奮を活字で味わう。ゲーム同様、読み始めたら…止まらない。新しいエンタテイメント誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HiroNuma7
29
ドラクエからRPGにハマった私にとって、ウィザードリィは、ハードボイルドな大人のRPGという印象でした。実際にゲームをやったことがありましたが、その骨太な難易度とシンプルすぎるストーリの潔さに一時期惹かれたものです。本作は、そのゲームの良い部分を、うまく小説に昇華させています。元々プレイヤーの想像力に任せてある部分が多い作品でしたので、著者の想像力で補ったであろう内容を読むのが楽しかったです。長らく書籍はプレミア価格となってましたが、最近kindleで適正価格で販売されて入手しやすくなりました。2017/05/24
Valkyrie
21
【Kindle Unlimited】当時から存在は知ってたけど興味がなくてスルーしてた本。Wizは1-5までやったけど、やっぱり1が好きだな。ゲームの小説化なので内容は期待していなかったが予想外の面白さ。プレイしてた頃のワクワク感が蘇りましたわ。プレイ当時は途中からワードナ倒しに行ってるんだかボルタック商店の品揃えを充実させるためにダンジョンに入ってるんだか判らなくなってたし。カシナートの剣がミキサーのパロと知ったのは随分後になってから...2019/07/29
フリスビー
18
名作として名高いファミコン版「ウィザードリィ」のゲームノベライズ。ゲームの自由度そのままに、想像を逞しくした内容は今読んでも心が震えます。フラック戦、ワードナ戦はハラハラして熱い。ストーリー展開も起伏に富んでいて、キャラクターで見せる今のゲーム小説とはひと味違って、硬派で気に入ってます。カシナートの剣に妖刀村正、やっぱり主人公は侍で決まりですね。2013/08/23
フロム
17
有名な本。かなりメタ的な内容ではあるが仕立て自体は非常にオーソドックスな冒険小説。この手の本の源流と呼ぶにふさわしい。ウィザードリィをやった事ない僕ですらウンチク知りたくてウィキを漁るほどには興味を持たせる文章力は流石。疲れた時の箸休めには丁度いい。会話文はぎこちないが読み継がれる理由は何となくわかる名著。 これを大学時代かくとはベニー松山恐るべし。 2018/05/18
shamrock
15
雑誌連載されてる頃にリアルタイムで読んでいた作品。思い出も内容も青春でした。2017/09/26