おこりんぼ さびしんぼ―若山富三郎・勝新太郎 無頼控

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おこりんぼ さびしんぼ―若山富三郎・勝新太郎 無頼控

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784877282424
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

目次

ふたりの座頭市
野火を斬る兄弟
誕生、チーム富三郎
撮影所の暴れん坊
菅原文太と仁義なきテレビ
壁をぶち抜く役者たち
帝大コンプレックス
親分のドサ回り
聖地、千恵蔵御大の部屋〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

28
1998年の本。今どきのコンプライアンスでガチガチな芸能界からは隔世の感がありすぎる昭和の豪快エピソードの数々。勝新太郎もすごいけど、お兄ちゃん若山富三郎の面白さたるや!怖いけどなんてチャーミング。 兄弟仲の良さにもキュンキュンしたー! 山城新伍の文章が意外にいいです(イメージ的に如才ない司会者みたいに思ってたので…)。2019/09/02

青木 蓮友

6
まず疑問で仕方ないのは、こーんなに勘のいい間のわかる細やかな人がいったいどうして縁も深い人たちとトラブったまま逝ったのか、、それくらいとても素晴らしい、気持ちのいい世界だった。ぐっと惹きこまれた。察する感性とか、豊かな言葉の表現、客観できてる冷静さ、温もりいっぱいの眼差し、尊敬する心。わたしは、こういった素敵な想いしか受け取ってないです。誤解されてもかまわない勇気というか、甘えか、弱さか。はたまた愛されすぎて、嫌われすぎて。生まれたからには、とにかく強烈な影響を残していくのも悪くない。素直にそう、思えた。2017/03/25

shibacho

3
吉田豪氏が強烈に推薦している本書。登場人物がビッグネームばっかりだけど、それがわかるのは30台後半以上かな。映画全盛期で映画会社に専属の俳優がいたってのは今からすると隔世の感がある。中村玉緒はさんまの番組のイメージしかなかったので、勝新の妻をやるのがどれだけすごいことか見直した。勝新の死ぬ直前は奇人と面白おかしく報道するのに亡くなった途端神格化するというのはマイケルジャクソンと重なる。あとがき部分ではあるが、津川雅彦が東条英機の役をやるにあたって文献を読み漁って保守的な思想に目覚めたという部分は興味深い。2017/02/21

お笑いループシュート

2
芸の世界に生まれ、芸の世界に死んでいった若山富三郎・勝新太郎兄弟の魂の記録を、役者でありながらどこか冷めた目を持っていた山城新伍が克明に書き記した。 昭和を彩った役者たちの浮き世離れした今では考えられない規格外なエピソードの数々も面白い。 若山富三郎・勝新太郎兄弟の話なのに、著者の山城新伍の姿が重なってしまうのは、なぜなのだろうか。2019/10/04

ドドイツ

2
話半分だとしても楽しく読ませて頂きました。中村玉緒はモンスター。おやっさんと石井ふく子が!2015/10/15

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