内容説明
15歳。大村の海軍工廠から目撃した爆発の瞬間、爆心地に近い自宅に向かう道々で目撃した地獄の惨状…。焼けただれた義兄をかつぎ、姉を捜してさまよった町。いまも脳裏から消えぬ光景をどんなにしても表しきれぬもどかしさと格闘しながら描かれた、ナガサキのあの時。
著者等紹介
寺山忠好[テラヤマタダヨシ]
1930年5月10日長崎市に生まれる。1945年8月11日長崎で入市被爆。1954年鴨沂高校定時制中退(後3ケ月で卒業のところ、授業料が払えず除籍となった)。1957年歯科技工士。1978年四国・松山に移る。2002年京都市に戻る。2004年9月3日原爆症認定集団訴訟(近畿)大阪地裁に追加提訴。現在、京都原水爆被災者懇談会世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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