感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
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15年ぐらい前に出た本なのでやや叙述に古さは感じますが、勉強になります。幹部を県庁に送り込み、行政機構を掌握する形で征韓の資金や武器調達をしていた中央集権肯定的な征韓党と、上士中心でそれ故に封建体制回帰を目的とする復古的な憂国党。士族以外を引きつける求心力を持たず、呉越同舟による反乱でしたが、そこへ至った地域特性（歴史的特性）を丁寧に論述した本です。2012/10/26
