感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yajimayajiuma
6
B5判の全434ページと、その量は膨大。富野監督本人へのインタビューや対談はもちろん、関連する監督・アニメーター・声優・作曲家・音響監督・プロデューサー…と多彩なスタッフの話を載せている。虫プロ~コンテ千本切り時代は、監督個人というより当時のアニメ制作事情を知る資料として面白い。長浜監督にはライディーンをある意味で奪われたという複雑な心境がありつつ、そこで勉強しようと決意したようだ。その時代も面白いが、やはり監督を始めてからが特にいい。ザンボットの凄惨な展開は、おもちゃを売るための道具として戦争を→2025/01/22
富士さん
3
一人のクリエーターをテーマにしたムック本としては最高のものだと思います。子供の時からの本人のインタビューに、それに合わせた通時的な関係者のインタビューと評論を添えた構成と、何よりその密度は、他に例を見ないものです。プロデューサーやテレビ局関係者の証言をわざわざ取ってこようという考えは、安直な企画では出てこないでしょう。おっさんのツンデレには萌えようもないので、富野さんのひねくれた語り口はうんざりしていましたが、本書を読み通すと、富野さんのツンデレも可愛いのでは?と感じてしまう、そのくらいすごい本でした。2021/06/21
ryo
1
富野由悠季のこれまでの生い立ちや作品に関する思想が、本人のインタビューをはじめとした多くの人たちからの発言や評論により構成された良本である。 富野作品に関わってきたスタッフやロボットアニメの精神史的な観点でも体系的に学ぶことができ、それぞれの作品に対する理解の助けにもなった。2020/03/07
Keisk S
0
何か忘れた読み直すけど、このジジィはアグレッシブだ❗
Takashi Morimoto
0
ライディーンからザンボット3あたりのくだりが一番面白かったな。職場に友達いない人がどうやって仕事へのモチベーションを上げていくか考えさせられる一冊。2013/01/21