内容説明
いくら体にいい栄養が含まれていても、何か1種類の食べ物で必要な栄養すべてを補うことは不可能です。人が必要な栄養を理解し、好きな物を食べ、足りない栄養を補う、それが三石理論の考え方です。第2巻では、食品の常識を科学的に解明します。
目次
お米のはなし
脂肪のはなし
牛乳をのみましょう
タンパク質のはなし
鶏卵をたべましょう
砂糖のはなし
食塩のはなし
緑葉のはなし
食物繊維のはなし
シイタケのはなし
ニンニクのはなし
海藻のはなし
梅干のはなし
クロレラのはなし
朝鮮ニンジンのはなし
ローヤルゼリーのはなし
栄養補助食品について
アミノ酸栄養のはなし
著者等紹介
三石巌[ミツイシイワオ]
1901~1997。1901年東京に生まれる。27年東京大学理学部大学院修了。還暦を機に医学の研究にのりだし、分子生物学に基づく独自の理論「分子栄養学」(没後、三石理論と呼ぶ)を確立し、これにより細胞レベルからの健康自主管理システムを生み出す。これを自ら実践し、自分が求めるサプリメントを製造販売する(株)メグビーを設立。95歳で逝去するまで生涯現役を貫いた
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
17
このシリーズ2冊目の今巻では、食材や調味料、食品についての三石節が炸裂していました。ある栄養素が良いからと鵜呑みにせず、他の栄養素との関係や時代背景に目を向ける必要があります。玄米が体にいいっていうのも、ちょっと考えれば、美味しい白米を健康的に食せばいいだけだとわかりました。2019/05/18
SGM
7
★★☆前半はとくに面白かったが、後半は馴染みの浅い食品が多くなりやや斜め読みだった。2017/03/30
伊勢田和良
2
三石巌先生の「健康自主管理シリーズ」を読みました。 昨年7月から読み始め、5回目読了です。 内容は、分子栄養学に基づく、基礎栄養学・食品・老化対策・がん予防・成人病予防の5巻です。三石栄養学の三本柱は高タンパク質摂取・ビタミン大量摂取・活性酸素除去です。一般書ですが、栄養学、化学、物理学、生化学、生理学の基礎的な知識がなければ読めません。 先生は、一般人であれば5回読んで理解できるレベルにした、と書かれています。何とか理解でできたのは8割位でしょうか。他の参考書を読まなければ理解できない点が多々あります。2015/01/13
やたべまさる
2
食品ごとに健康に関する目的が出ておりました。 20年以上前の著作ですが、現在でもTV・新聞・雑誌で〇〇がガン予防に効く云々といった類のことがよく取り上げられてて、あまり変わってないのだなと言うのが率直な感想です。2015/10/06