内容説明
江戸時代、全国の農山漁村に歌舞伎・人形浄瑠璃上演の舞台が建てられた。兵庫県は質量ともにその宝庫であり、注目を集めている。これらの実態を明らかにすべく兵庫県農村舞台調査団が結成され、10年以上にわたって県下全域の悉皆調査が行われた。このような例は他府県にも類がなく、その内容は町おこし・村おこしの豊富な資料をも提供するであろう。第17回神戸史学会賞受賞。
目次
調査編(摂津の農村舞台;播磨の農村舞台;但馬の農村舞台 ほか)
研究編(丹生山田の歌舞伎;上谷上「宮討座」の考察;下谷上農村舞台物語 ほか)
研究の手引