内容説明
人生という航海に必要な羅針盤とは何か。どうすれば、それを己のものにできるか。職業・恋愛・結婚・子育て・家族・社交にふれつつ、夢・才能・劣等感・嫉妬心・モラトリアム・ライバル&親友関係などについて真率に語る、生き難い世を生き抜く知恵とヒントにみちた熟読玩味の一書。
目次
第1章 自分とはいったい何者か(何を目的にして人生を生きるべきか;「未来」をどう想定したらよいのか。そこに何が待っているのか ほか)
第2章 他人とどう付き合えばよいか(人は劣等感をバネにして、向上することができるか;劣等感や嫉妬心を持たずに生きることができるか。どうすればそれらを捨てることができるか ほか)
第3章 自分にとって家族とは何か(結婚したのち、「もっとよい相手がいたはずだ」と考えるのは間違いか;子どもにとって家庭とはどんな存在なのか ほか)
第4章 社会の中の個人と集団の中の自分(学校という集団の中で他人と付き合うときに忘れてならないルールとは何か;他人に迷惑をかけなければ何をしてもよいというのは間違っているか ほか)
著者等紹介
西部邁[ニシベススム]
1939年、北海道に生まれる。東京大学経済学部卒業。横浜国立大学経済学部助教授、東京大学教養学部教授を経て、88年に辞任。現在、『発言者』主幹、秀明大学教授。著書として『経済倫理学序説』(吉野作造賞)『大衆への反逆』『生まじめな戯れ』(サントリー学芸賞)など多数。93年、正論大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。