わたしの旅ブックス<br> 罪深きシリア観光旅行

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罪深きシリア観光旅行

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  • サイズ B40判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784863113862
  • NDC分類 292.82
  • Cコード C0026

出版社内容情報

無数に配置された検問所、瓦礫と化した町並み、
そして、現地の人たちとの不確かで曖昧な会話……
観光旅行者として入国した著者が見た、戦下の国シリアの今

2011年から内戦が続くシリア。政府と反政府勢力の対立を軸に、宗教や大国干渉といった問題も孕みながら内戦は泥沼化。国民の貧困化とともに670万人以上とも言われる難民を流出させたアサド大統領による独裁国家は、今世紀最大の人道危機を招いたとして世界中から問題視されている。

著者は、混迷を極めるこのシリアの現状を自分の目で見るために、一介の観光客として入国。わずか10日間の、しかもルート限定の観光旅行だったが、自ら果敢に戦下の町を歩き、地元の人々と言葉を交わしていく。国によって仕組まれた、作られた旅行ではあるが、わずかながらも垣間見えたシリアの今の姿を著者は見事に描写。なかでも悪名高きサイドナヤ刑務所で過酷な拷問を受けながらも生き延びたシリア人の話は圧倒的だ。異色の旅行記であるとともに、多くの人に読んで欲しい問題提起の書でもある。
第3回わたしの旅ブックス新人賞受賞作。

内容説明

無数に配置された検問所、瓦礫と化した町並み、そして、現地の人たちとの不確かで曖昧な会話。観光旅行者として入国した著者が見た戦下の国シリアの今。第3回わたしの旅ブックス新人賞受賞作品。

目次

第1章 シリアへ
第2章 戦下の国
第3章 地方の町々
第4章 オマルの故郷
第5章 アレッポの日常
第6章 さらばマーゼン
第7章 深い哀しみと静かな怒り

著者等紹介

桐島滋[キリシマシゲル]
フリーライター。中東を中心に紛争などを抱えた地域のことを映像や文章にし、発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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buuupuuu

22
レバノンで知り合った難民の人々の故郷を訪ねようと、著者はシリアへ向かう。しかし秘密警察などに監視されているのではないかという怖れから、現地の人々と踏み込んだやり取りができないまま、旅は進む。膜で隔てられたような遠さがある。いたるところにあるアサド大統領の写真、ロシア兵、サイドナヤ刑務所という名の強制収容所、反体制運動の起点となった広場の時計台、ダマスカスやアレッポの廃墟。こういった事柄について現地の人々の口は重い。当然ながら、そこに思いがないはずがない。沈黙の重さを感じさせる旅だったのではないだろうか。2024/01/03

やまた

3
ニュースで名前だけ聞いたことのある地名、実際の雰囲気はそんななのかというのが知れた。自分の大好きな故郷に帰れないってどう言う気持ちだろうな。写真もっとたくさんカラーで見たかったな〜。最終章、シリアの刑務所に収監されていた人のインタビューが衝撃だった。2023/12/27

Yuji

2
シリア戦場からの声と読むと良い。中東にもナチス関係者が潜伏したことは知らなかった2024/03/01

林芳

2
今の中東に解決策はあるのだろうか。国際社会が中東のことを知っても、誰も何も解決策を見つけられず、頭を抱えるしかない。だからある意味、志や正義や同情などから離れた普通の「観光旅行」記である本書が、自分の感覚に最も近いのかもしれないと思う。2024/02/08

ちもころ

1
いろいろ制限があった中での旅行記なので、薄っぺらさは仕方ないか。でも巻末の、刑務所から生還した人の証言は心が痛い。今までほぼ無関心なシリアであったが、少しささくれのような引っかかりができたような。2024/01/26

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