出版社内容情報
\YouTube登録者数10万人超/
ビジネススーツを身にまとい、石斧を作り、土器で煮炊きし、竪穴住居で過ごす……。
サラリーマン2人組が、現代の道具を一切使わず、「週末限定の縄文時代」を生き抜く過程を描くサバイバル・エッセイ。
カラー写真満載。土器や石斧の作り方がわかるコラムも充実!
「映像研には手を出すな!」著者、大童澄瞳氏推薦!
─4歳頃、一人で磨製石器を作っていた。何日も何日も石を削った私は「この石は“刃物”にならない」と結論を出した。
「週末縄文人」は言う。「もっと削れ」。
内容説明
YouTube登録者数10万人超!サラリーマン2人組、現代の道具を一切使わず、「週末限定の縄文時代」を生き抜く!
目次
序章 僕らが縄文生活をする理由
1章 原始の火には神様がいた
2章 石斧に宿った魔力
3章 ヒモは原始の大発明
4章 縄文人が土器に縄文を付けたワケ
5章 竪穴住居から縄文の世界を覗き見る
終章 縄文世界から現代を見つめて
著者等紹介
週末縄文人 縄[シュウマツジョウモンジンジョウ]
1991年秋田生まれ。大学時代にワンダーフォーゲル部に所属し、学生生活の多くの時間を山で過ごす
週末縄文人 文[シュウマツジョウモンジンモン]
1992年東京生まれ。幼少期をアメリカ・ニュージャージー州やアラスカ州で過ごす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
60
現代において、縄文生活を体験してみよう、という奇抜とも思える発想の元に、二人のアラサーサラリーマンがキリモミ式火起こしに挑戦する。森で真っ直ぐな木の棒を探す、台となる板を工夫する、そんなところから始まった火起こしは、予想をはるかに超える2ヶ月という期間を要した。発想、体験、失敗、再挑戦という過程を幾度も経ながら、火起こしの次は石斧作りへ、そして土器の製作へと、二人は縄文体験を積み重ねていく。その様子はYouTubeの記事として配信され、登録者数10万人を越える人気サイトに成長していく。発想の面白さ、文章の2023/09/04
あじ
27
平日は令和のサラリーマン、週末は縄文人という縄(じょう)と文(もん)のYouTuberユニットの活動記録。土器に石器に竪穴式住居と、試行錯誤を重ねながら積み上げていくNEO縄文ライフ。到達点を見せない不思議な空気感に包まれていた。2023/10/27
りー
25
面白いことを夢中になってやっている人たちがいる!と何年か前からファンになった。考古学者の弟に聞いたら勿論知っていて「いいよな~♥️」って。そんな縄さんと文さんが本を出したら紙本で買わずにいられないでしょう。スーツ姿のサラリーマン週末縄文人。とにかく動画を見たことが無い人は、勿体ないからすぐ見てほしい。目がキラキラ、脳がクルクル、手がワキワキすること請け合い。そして、動画を見たらこの本を買って、2人を応援してほしい。現在は弥生に移行するべく稲作まで学んでいるという彼らの今後にも大注目!ファンです!2023/11/14
noko
12
YouTube見ています。アラサーの都内に勤めるサラリーマン二人が週末だけ、山に入って何も無いところから文明を作るがテーマ。まずは縄文からスタートということで、うまく行けば今後は弥生時代古墳時代と進ませていく野望があるそうだ。縄文人の生活は想像以上に過酷。火起こしも、実は失敗を重ね、かなりの時間がかかっている。そして縄文といえば、縄文土器だが、割れるの繰り返し。トライアンドエラーを繰り返し、博物館の職員さんからの助言も得て、やっとのことで完成させる。写真が沢山載ってて、YouTube見てる人は楽しいはず。2024/02/21
ぽけっとももんが
11
滑り込みで2023年最後の本。いやぁおもしろいこと考える人がいるもんだ。とにかく何もないところから火を作り、石斧を作り、土器を作り、ついには竪穴式住居を建てる。先輩縄文人の井戸尻考古館の方の、最低限のヒントのみ与えるという導きも素晴らしい。竪穴式住居は外から見るより広々して、住み心地よさそうである。YouTube見てみようかなぁ、動画とかほとんど見ないんだけど。2023/12/31