内容説明
こだわりが強すぎるドイツ人とパンのフシギな関係。欧州随一のパン消費国、ドイツから届いた食風景をどうぞ。“ドイツのパン”パンの種類は3000種以上。2014年ユネスコ無形文化遺産に登録。
目次
1 ドイツ人の朝(早朝、パン屋の風景;朝食用のブレートヒェン ほか)
2 ドイツ人とパンとおやつ(フランツブレートヒェン;フランツブレートヒェン専門店 ほか)
3 ドイツ人の昼と夜(パン屋の昼食;ブレッツェルという文化 ほか)
4 こだわりのパン作り(製粉所が始めたパン屋;トレンドになったエコ・ベーカリー ほか)
5 売れ残ったパンはどこへ行く?(大手エコ・ベーカリーの「あまったパン」専門店;おしゃれなパンのリサイクリングショップ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆーかり
16
欧州随一のパン消費国ドイツ。パンはユネスコの無形文化遺産にも登録されているらしい。近隣国のパンよりバター(脂分)少なめ?Brotは250g以上のパン、バックヴァーレンは甘めのパン。小さなパンという意味のブレートヒェンは小麦、水、塩、イーストだけで作られる朝食用パンで、ベルリンではシュリッペ、バイエルンではゼンメルと言う。ハイジの白パンもこれ。プレッツェルはサンドウィッチにもするらしい。ツヴィーベルメットというオープンサンドは生の挽肉入り!ドイツでは昼も夜も簡素な食事らしいけど、どうしてあの体格なのかな。2017/10/02
本夜見
11
食い気でチョイス。ドッシリ歯応えありそ~なパンがたーくさん。プレッツェル美味そー( ̄¬ ̄) 売れ残りパンを売る店があるのには驚いた‼ エコですな。焼きたてじゃなくていいなら安い方がありがたいよなー。おサイフにもやさしいわ。2018/12/08
山猫
8
パン自体の話をしていたかと思えば、いつのまにかその店の話になっていたりと読みづらい。この人は本当にプロのライターなんだろうか?だとしたら、何を専門とするライターなのか?取り上げている地域にも偏りがある。たしかに旧東ドイツのパン屋には無愛想な売り手がいる。だが、それは何もパン屋の売り手に限ったことではないし。原料の麦の種類に触れるのなら、その粉なり穂の写真くらい添付してもよいのではないか?バイオダイナミクス農法・製法とエコ農法・製法・製品の混同なども見受けられるし、ちょっと残念な一冊だった。2017/12/03
清水勇
6
ドイツのパンのイメージがなかったが、著者曰く、日本と全く違うという最初の説明に引き込まれて、面白く読めた。著者のドイツとパンに対する深い愛情を感じられる文章表現と、じっと見続けたくなる素敵な写真で、読み終えた後、暖かい気持ちになって、紹介されたパンを食べたくなった。2019/01/05
ソバージュ
6
ハード系だけでなく、小型パンやおやつ系パン、売れ残りパンの行方などドイツのパン文化について窺い知ることができた。近所のドイツパン店が閉店し、ドイツパンへの恋慕の念は高まるばかり。2018/07/13