出版社内容情報
第一回「暮らしの小説大賞」受賞作。
うだつのあがらない津軽塗職人一家を、
ひたむきにコミカルに描いた青森発<もの作り小説>。
何をやってもうまくいかない美也子(22歳)が、斜陽産業とされる家業の津軽塗を継ぐことに。
漆と向き合う美也子の姿は、バラバラだった家族にやがて変化をもたらす。
うだつのあがらない漆職人の父娘を、ひたむきにコミカルに描いた、青森発<もの作り小説>。
第一回「暮らしの小説大賞」受賞作。
【著者紹介】
1980年生。派遣社員。第15回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。
著作に『いっしょにアんべ!』(第15回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作/フレーベル館・刊)がある。
内容説明
22歳の美也子は津軽塗職人の父と、デイトレーダーをしているオネエの弟との三人暮らし。母は、貧乏暮らしと父の身勝手さに愛想を尽かして出て行った。美也子はスーパーのレジ係の傍ら、家業の津軽塗を手伝っていたが、元来の内向的な性格と極度の人見知りに加え、クレーマーに苛まれてとうとうスーパーを辞める。しばらくの間、充実した無職ライフを謳歌していたが、やがて津軽塗の世界に本格的に入ることを決めた。50回ほども塗りと研ぎを繰り返す津軽塗。一人でこつこつと行う手仕事は美也子の性に合っていて、その毎日に張りを与え始める。父のもとで下積みをしながら、美也子は少しずつ腕を上げていき、弟の勧めで、オランダで開催される工芸品展に打って出ることに。第1回暮らしの小説大賞受賞作!
著者等紹介
高森美由紀[タカモリミユキ]
1980年生。派遣社員。第15回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。著作に『いっしょにアんべ!』(第15回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作/フレーベル館・刊)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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