内容説明
山と湖の国スコットランドを象徴するタータンチェックは、大地と人々の暮らしに深く関わってきた格子柄。その一つ一つが名前を持ち、意味を持っています。古城に泊まり、ガーデンを散策し、ファクトリーやショップをのぞきながら、スコットランドとタータンチェックの伝統を感じてみませんか。
目次
1 スコットランドとタータンチェック(スコットランドについて(スコットランドとは/スコットランドの天気/スコットランドの歴史)
タータンチェックについて(タータンとは/タータンの背景/クラン・タータンの確立と認可/タータン図鑑))
2 スコットランドめぐり―南部編(南部について;ロッカロン工場 ほか)
3 スコットランドめぐり―中部編(中部について;スターリング城 ほか)
4 スコットランドめぐり―北部編(北部について;クラン・マクファースン博物館 ほか)
著者等紹介
奥田実紀[オクダミキ]
宮城県仙台市出身。コピーライター、編集者を経てフリーライターに。『赤毛のアン』を追い続け、その執筆・著書も多い。講演もこなす。日本スコットランド協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mijas
52
スコットランドは、一番行きたいところかもしれない。かわいい装丁にも魅かれ、手に取った。タータン・チェックの種類は様々で、地域特有のタータンがあることや日本の家紋のような意味もあることを知った。スコットランドの風景から生まれたような深い緑や青にアザミ色が織り成す柄が素敵。また、美しい風景、古城や庭園、史跡など、どれも魅力的な写真ばかりで、タイムスリップできるかのよう。タータン、キルト、ゲール語、バグパイプ、スコッチ。スコットランドを旅することで地域に根ざした文化に浸れるような素敵な一冊。2016/06/30
ごへいもち
8
ほっとするきれいな本。憧れの英国のスコットランドの魅力がいっぱい。気持ちわかるなぁ~という感じだった。うらやましい2010/07/19
shoko
6
タータンかわいい!タータンチェックを通してみるスコットランド旅行記。全ページカラーで写真も豊富。タータンチェックは日本でいう家紋のようなもの、というのは知っていたけれど、知っていたのはそのことだけで歴史や種類の多さを全く知らなかったんだと本書で知った。たくさんの柄を見ているとかわいくって顔が緩む。タータンチェックなお部屋になっているホテルも多数紹介されていて、是非とも泊まってみたいなぁと思わせる。いつか自分の部屋もタータン・ルームにしてしまおうか…。ちょっとロマンチックすぎるかなぁ?2011/08/07
みやび
5
スコットランドの人はとにかくタータンチェックが大好き。大人も子ども男性も女性もみんなタータンを身につける。スカートは女性の服という固定概念があるから男性が身につけているのを見ると分かっていてもどうしても少しの違和感は感じてしまうけれど不思議とどんな人でも似合ってしまうのがすごい。きっとみんなタータン愛が深いからだろう。すごくいい顔をしている。国中で自国の文化を愛し、誇りに思える事って素敵だなと思った。こういう愛国心っていい。2020/03/22
takesonic6
4
★★★☆☆。昨年秋に読んだ絵本から、同じ作者のスコットランド旅行記を読む。タータンチェックに憧れが強まるも、それぞれの由来を考えると下手に着れないなと二の足を踏む。ブラックウォッチは着やすいと思う。アイラ島ウーレンミルなるタータン工場があり、映画『ブレイブハート』記念のタータンを製造しているようだ。アイラウィスキー好きで気になる。映画も見てみたい。2024/12/08