内容説明
2009年、「ベルリンの壁」崩壊から20年。東ドイツで学生時代を過ごした著者が贈る、「東」再発見の旅。「壁」のその後、人々の暮らし、懐かしのプロダクツ…あなたの知らない「東ドイツ」が見えてくる。
目次
第1章 「ベルリンの壁」を見に行く
第2章 目抜き通り―もうひとつのドイツ
第3章 市民生活―センチメンタル・オスタルギートリップ
第4章 懐かしの東ドイツ・プロダクト
第5章 東ドイツ社会をのぞいてみれば
付録 データで見る東ドイツ
著者等紹介
見市知[ミイチトモ]
1969年生まれ。東京都出身。1990~91年にかけて東ベルリンに住んだのをきっかけに、今もドイツ在住。学生、日本語新聞編集者などを経て、フリーのライターに。ドイツを拠点に、ドイツの社会、生活、文化などについて日本語で発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobuko Hashimoto
11
東西ドイツ統一1ヵ月前から東ベルリンに留学され、ベルリンが変化していくさまをリアルタイムで見てきた人ならではの小さいが東ベルリンへの愛と郷愁に満ちた本。オールカラーで写真が大きく、説明もていねいで読みやすい。帰国後に入手して一気読みし、またベルリンに行きたくなった。ベルリン、レンタル自転車が普及しているので、道路に埋め込まれているベルリンの壁の跡を自転車で辿るのは面白そう。ブログに私が見つけた壁の跡の写真を少しアップしました。http://chekosan.exblog.jp/26110103/ 2016/08/15
kiho
8
住んだからこそわかる東ドイツの歴史の流れ…様々な出来事に翻弄されたことが、ベルリンの壁の跡や街の各所に今も残されているのは貴重だ☆パン屋さんや雑貨店など、今の街並みの魅力も伝わってくる!単なる観光ではない旅ができそうな国だ♪2014/01/12
fritzng4
4
豊富な写真で辿る「東ベルリン」。所謂名所の紹介だけでなく、旧東ドイツ製品や文化の紹介など、これ一冊で(ある程度)東ドイツのことがわかった気になれる。良書。2015/05/24
小町
3
東ドイツを旅するにあたって。善き人のためのソナタの場所に行きたい。2014/07/01
Davis MickelsonⅢ世
2
主に生活の面から東ドイツを紹介している本。歴史等の堅苦しい話は控えめで、東ドイツを感じられるレストランやカフェ、老舗パン屋やホテルといった店舗から統一後も購入できる元東ドイツ製の食品などが豊富な写真と共に紹介されている。旅行先で現地のスーパーや観光客向けでないローカルな店を巡るのが好きな人は非常に楽しめるだろう。ただ、残念ながら本書で紹介されている店舗の中には閉業してしまった所も少なくないようだ。2024/02/10